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ゐんき
(一三)關令尹喜曰く、『
子將に
隱れんとす、
彊ひて
我が
爲めに
書を
著はせ』と。
是に
於て
老子廼ち
書上下篇を
著はし、
道徳の
意を
言ふこと五千
餘言にして
去れり。
其の
終る
所を
知る
莫し。
一人は
如法の
變屈ものにて一
日部屋の
中にまぢ/\と
陰氣らしき
生れなれど、
姉のお
花は
皮薄の二
重腮かわゆらしく
出來たる
子なれば、
美人といふにはあらねども
年頃といひ
人の
評判もよく