“ゐつゞけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流連75.0%
居続12.5%
居續12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祇園の空を飛んだ若い飛行将校よ、あの折シヨペンハウエルが万亭まんていの二階で流連ゐつゞけをしてゐなかつたのは君に取つて勿怪もつけ幸福しあはせであつた。
江戸には雪のふらざる年もあれば、初雪はことさらに美賞びしやうし、雪見のふね哥妓かぎたづさへ、雪のちや賓客ひんかくまねき、青楼せいろうは雪を居続ゐつゞけなかだちとなし、酒亭しゆていは雪を来客らいかく嘉瑞かずゐとなす。
なしてそれがしが宅へこつそりさし置きなば何時貴君が御出でも名代床みやうだいどこの不都合なく御とまり成るも御勝手次第幾日いくか居續ゐつゞけし給ひても誰に遠慮ゑんりよも内證も入らずさうなる時は小夜衣がいのちの親とも存じます何卒なにとぞ五十兩の御工風くふう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)