“みあた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見当50.0%
見當50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラガラガラと妙(みょう)な音があなたへ馳(か)けてゆくのに、戸(と)まどいをした目をそらすと、見当(みあた)らないはず、長廊下(ながろうか)を向こうの方へ自分の槍(やり)が引きずられてゆく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かう云(い)ふ時には酒がなくてはならぬと思つて、台所(だいどころ)を探し𢌞(まは)つたが、女世帯(をんなじよたい)の事とて酒盃(さかづき)一ツ見当(みあた)らない。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
『崇妻道歌』一聯(いちれん)があると、彼の面目躍如たりでこの一文も生(いき)るのだが、殘念ながら函底に見當(みあた)らない。
こんな二人 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
崖(がけ)は秋(あき)に入(い)つても別(べつ)に色(いろ)づく樣子(やうす)もない。たゞ青(あを)い草(くさ)の匂(にほひ)が褪(さ)めて、不揃(ぶそろ)にもぢや/\する許(ばかり)である。薄(すゝき)だの蔦(つた)だのと云(い)ふ洒落(しやれ)たものに至(いた)つては更(さら)に見當(みあた)らない。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)