“ぼうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旁証36.4%
暴昭9.1%
傍証9.1%
妄証9.1%
帽章9.1%
房昭9.1%
某廠9.1%
謀将9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾つもの旁証ぼうしょうを見つけ出して、以前は海のあなたのニルヤカナヤとの通信往来が、それほどにも頻繁ひんぱんにあるものと信じられていたことを明らかにする必要があろう。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
然れども帝黙然たることやや久しくして曰く、けい休せよと。三月に至って燕王国にかえる。都御史とぎょし暴昭ぼうしょう燕邸えんていの事を密偵して奏するあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
礼部尚書れいぶしょうしょ陳廸ちんてき刑部けいぶ尚書暴昭ぼうしょう礼部侍郎れいぶじろう黄観こうかん蘇州そしゅう知府ちふ姚善ようぜん翰林かんりん修譚しゅうたん王叔英おうしゅくえい翰林かんりん王艮おうごん淅江せっこう按察使あんさつし王良おうりょう兵部郎中へいぶろうちゅう譚冀たんき御史ぎょし曾鳳韶そうほうしょう谷府長史こくふちょうし劉璟りゅうけい、其他数十百人、あるいは屈せずして殺され
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
総じて、殺害の訴えには明らかな犯行の動機と現場の物件、死体の傷痕しょうこん、犯人の足跡、その他の傍証ぼうしょう、五ツの要目がなければだんは下せぬものだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七に曰く、偸盗とうとうするなかれ。およそ人の財物をやぶり不公平のことをつつしむ。八に曰く、妄証ぼうしょうするなかれ。およそ人の声名をそしり、ならびに人をいつわるなどを禁ず。九に曰く、他人の妻を願うなかれ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
たとえば軍艦のいかりを彫ったのなどは、誰かが学校の帽章ぼうしょうを想像したかもしくは戦争の図などを見た時に退屈まぎれに故意に彫ったものだ。その他の傷は大抵自然に付いたものであろう。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
盛庸等、大同だいどうの守将房昭ぼうしょうげきし、兵を引いて紫荊関しけいかんに入り、保定ほていの諸県を略し、兵を易州えきしゅう西水寨せいすいさいとどめ、けんりて持久の計をし、北平をうかがわしめんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
砂鉄ならば我が国に無尽蔵にあるので、これは大発明だということになり、それに最初にひっかかったのが、海軍の某廠ぼうしょうの閣下で材料部長の地位にあった人であった。
千里眼その他 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「食わせ者の又左(利家)を、また輪をかけて食わせて帰ったその方は、まことに、漢土かんどの智者謀将ぼうしょうにもまさる者だ。いや御苦労御苦労」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)