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ほうりだ
ふりがな文庫
“ほうりだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
投出
64.7%
抛出
17.6%
擲却
5.9%
放出
5.9%
放擲
5.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
投出
(逆引き)
その日は、人の心を腐らせるような、ジメジメと蒸暑い八月上旬のことで、やがて相川も飜訳の仕事を終って、そこへペンを
投出
(
ほうりだ
)
した頃は、もう
沮喪
(
がっかり
)
して了った。
並木
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ほうりだ(投出)の例文をもっと
(11作品)
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抛出
(逆引き)
ところで俺は其の沙漠の中に
抛出
(
ほうりだ
)
されたやうなものなんだ。時々オーシスに
出會
(
でつくわ
)
するやうなことも無いぢやないか、淋しい旅だ!何方を向いたツて、
支
(
さゝ
)
へて呉れるやうな者が
見當
(
みあた
)
らない。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
ほうりだ(抛出)の例文をもっと
(3作品)
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擲却
(逆引き)
いけ年を
仕
(
つかまつっ
)
てもとかく人
真似
(
まね
)
は
輟
(
や
)
められぬもの、
況
(
まし
)
てや小供という
中
(
うち
)
にもお勢は
根生
(
ねおい
)
の
軽躁者
(
おいそれもの
)
なれば
尚更
(
なおさら
)
、
倐忽
(
たちまち
)
その娘に
薫陶
(
かぶ
)
れて、
起居挙動
(
たちいふるまい
)
から物の言いざままでそれに似せ、急に
三味線
(
しゃみせん
)
を
擲却
(
ほうりだ
)
して
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
舌鼓
(
したつづみ
)
を打ちながら文三が腹立しそうに書物を
擲却
(
ほうりだ
)
して、腹立しそうに机に
靠着
(
もたれかか
)
ッて、腹立しそうに
頬杖
(
ほおづえ
)
を
杖
(
つ
)
き、腹立しそうに何処ともなく
凝視
(
みつ
)
めて……フトまた起直ッて、
蘇生
(
よみがえ
)
ッたような
顔色
(
かおつき
)
をして
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ほうりだ(擲却)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
放出
(逆引き)
何処
(
どこ
)
にも白粉の影は見えず、下宿屋の二階から
放出
(
ほうりだ
)
した書生らしいが、
京阪地
(
かみがた
)
にも東京にも人の知った、
巽辰吉
(
たつみたつきち
)
と云う
名題
(
なだい
)
の
俳優
(
やくしゃ
)
。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ほうりだ(放出)の例文をもっと
(1作品)
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放擲
(逆引き)
やがてまた持切れそうもない今の家を一思いに
放擲
(
ほうりだ
)
して
了
(
しま
)
いたいような気分になっていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ほうりだ(放擲)の例文をもっと
(1作品)
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