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擲却
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ほうりだ
ふりがな文庫
“
擲却
(
ほうりだ
)” の例文
いけ年を
仕
(
つかまつっ
)
てもとかく人
真似
(
まね
)
は
輟
(
や
)
められぬもの、
況
(
まし
)
てや小供という
中
(
うち
)
にもお勢は
根生
(
ねおい
)
の
軽躁者
(
おいそれもの
)
なれば
尚更
(
なおさら
)
、
倐忽
(
たちまち
)
その娘に
薫陶
(
かぶ
)
れて、
起居挙動
(
たちいふるまい
)
から物の言いざままでそれに似せ、急に
三味線
(
しゃみせん
)
を
擲却
(
ほうりだ
)
して
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
舌鼓
(
したつづみ
)
を打ちながら文三が腹立しそうに書物を
擲却
(
ほうりだ
)
して、腹立しそうに机に
靠着
(
もたれかか
)
ッて、腹立しそうに
頬杖
(
ほおづえ
)
を
杖
(
つ
)
き、腹立しそうに何処ともなく
凝視
(
みつ
)
めて……フトまた起直ッて、
蘇生
(
よみがえ
)
ッたような
顔色
(
かおつき
)
をして
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
擲
漢検1級
部首:⼿
18画
却
常用漢字
中学
部首:⼙
7画
“擲”で始まる語句
擲
擲弾兵
擲倒
擲弾
擲附
擲出
擲殺
擲付
擲身
擲打