“うっちゃらか”の漢字の書き方と例文
語句割合
放擲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
放擲うっちゃらかして置いた家の中はシンカンとしていた。裏に住む女教師なども病院の方の様子を聞きに来た。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そんなことは放擲うっちゃらかして置いたら可いでしょう。そうホジクらないで……私に言わせると、何故なぜそんなに遊ぶと責めるよりか、何故もっと儲けないと責めた方が可い」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お雪はそれを三吉に見せて、こういう手紙には迷惑すると言った。三吉は好奇心をもって読でみた。放擲うっちゃらかして置いた。どうかするとお雪は不思議な沈黙の状態ありさまに陥ることも有った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)