“ほうてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放擲75.0%
抛擲24.0%
鋒鏑1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛のため、ニコロの愛欲の満腹のためには、私は未来の歓楽もビイクトリア勲章の憧れさえも、放擲ほうてきする考えだ。私は死すとも恥ない。
恋の一杯売 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
しかし、この事件の開始と同時に、ある一つの遠心力が働いて、そうしてその力が、関係者の圏外はるかへ抛擲ほうてきしてしまった一人があったのですよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
其方たちも死ね! 我も死ぬ! 明日の戦いには、主従こぞって鋒鏑ほうてきに血を注ぎ、城下にかばねさらすばかりじゃ。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)