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抛出
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ほうりだ
ふりがな文庫
“
抛出
(
ほうりだ
)” の例文
さすがに長女は長女だけに、姉をもって
自
(
みずか
)
ら任じているから、うがい茶碗をからからかんと
抛出
(
ほうりだ
)
して「坊やちゃん、それは雑巾よ」と雑巾をとりにかかる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところで俺は其の沙漠の中に
抛出
(
ほうりだ
)
されたやうなものなんだ。時々オーシスに
出會
(
でつくわ
)
するやうなことも無いぢやないか、淋しい旅だ!何方を向いたツて、
支
(
さゝ
)
へて呉れるやうな者が
見當
(
みあた
)
らない。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
と、一人が、一文銭を、
抛出
(
ほうりだ
)
した。女の子は、次の部屋へ唄って行った。
三人の相馬大作
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
“抛出”の意味
《名詞》
投げ出すこと。
(出典:Wiktionary)
抛
漢検1級
部首:⼿
7画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“抛”で始まる語句
抛
抛棄
抛擲
抛物線
抛込
抛下
抛入
抛却
抛合
抛打