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びょうてき
ふりがな文庫
“びょうてき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
病的
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病的
(逆引き)
読書
(
どくしょ
)
は
彼
(
かれ
)
の
病的
(
びょうてき
)
の
習慣
(
しゅうかん
)
で、
何
(
な
)
んでも
凡
(
およ
)
そ
手
(
て
)
に
触
(
ふ
)
れた
所
(
ところ
)
の
物
(
もの
)
は、それがよし
去年
(
きょねん
)
の
古新聞
(
ふるしんぶん
)
であろうが、
暦
(
こよみ
)
であろうが、一
様
(
よう
)
に
饑
(
う
)
えたる
者
(
もの
)
のように、きっと
手
(
て
)
に
取
(
と
)
って
見
(
み
)
るのである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
この考えはたしかに
病的
(
びょうてき
)
だが、一つの
慰
(
なぐさ
)
めでもあった。足弱の子供をあやなすため、焼け残りの古本屋で、
角力
(
すもう
)
の古雑誌を買ってあてがう。顧みて支那の
戦国
(
せんごく
)
時の
流亡人
(
りゅうぼうじん
)
を連想した。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
さなきだに
彼
(
かれ
)
の
憔悴
(
しょうすい
)
した
顔
(
かお
)
は
不幸
(
ふこう
)
なる
内心
(
ないしん
)
の
煩悶
(
はんもん
)
と、
長日月
(
ちょうじつげつ
)
の
恐怖
(
きょうふ
)
とにて、
苛責
(
さいな
)
まれ
抜
(
ぬ
)
いた
心
(
こころ
)
を、
鏡
(
かがみ
)
に
写
(
うつ
)
したように
現
(
あら
)
わしているのに。その
広
(
ひろ
)
い
骨張
(
ほねば
)
った
顔
(
かお
)
の
動
(
うご
)
きは、
如何
(
いか
)
にも
変
(
へん
)
で
病的
(
びょうてき
)
であって。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
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