“ばめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
場面75.0%
塲面12.5%
場合12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはいとやすいことじゃが、わざわざこちらから出掛でかけずとも、先方むこうからこちらへもらうことにいたそう。そうすればじいやもひさしぶりで御夫婦ごふうふそろいの場面ばめんられるというものじゃ。
カチインと※ずきこ※てくる球突たまつきたまひゞきはさういふ塲面ばめん空氣くうき對應たいおうして、いかにもかんじの美しい、何ともいへない舞たい効果こうくわをなしてゐる。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
もなく邸宅ていたくにいよいよかひ手がついたといふはなしつたはつて、ラアネフスカヤがかなしみにたれて卒倒そつとうする塲面ばめんとなつてくるのであるがそのあひだうら手からカチン
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
例えばボワリイ夫人が情夫に場合ばめんや、裸体になるところなどの細かい描写や、助動詞、副詞に至るまで、いちいち指摘して、作者の書く心持に遊戯がある。そこまで書く必要はないといっている。
国民性の問題 (新字新仮名) / 永井荷風(著)