“はにか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羞恥30.4%
含羞30.4%
27.0%
羞含3.5%
羞渋2.6%
嬌羞2.6%
羞耻1.7%
含恥0.9%
差恥0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この質問は妻木君をギックリさせたらしく心持ち羞恥んだ表情をしたが、やがて口籠りながら弁解をするように云った。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
池には紅葉の木が枝を張り出して、根かたに篠笹がひとかたまり、明るい陽射しの中に福寿草が含羞むようなすがたで咲いていた。
茶粥の記 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
だが彼はやはり固くなつて、顔を子供のやうにらめた。少年の方でもそのやうな事を真顔で云はれたので、同様にむ様子を見せた。
朧夜 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
彼はいつも寒そうに、両手をの下から着物の中にさし入れて、やや羞含んで歩いていたのを思い出した。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは愛情に甘えるしぐさのやうでもあるし、暫く会はなかつたのがキマリが悪くて、羞渋んでゐるやうでもある。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「いいえ。」と少し嬌羞む。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで代助は、あの大人しさは、羞耻む性質の大人さだから、ミスの教育とは独立に、日本の男女の社交的関係から来たものだろうと説明した。父はそれもそうだと云った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして、珍らしいものを求める私の心は、その、自分の目に見慣れない女の姿を、照れたり、含恥んだりする心がなく、正直に見詰めた。
幼い頃の記憶 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
吃驚していると、その手でひとつ、招き猫のような格好をしておいて、鼻の下へもっていって差恥んだように首を縮めて笑う。