“はにか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羞恥30.0%
含羞30.0%
羞28.3%
羞含3.3%
羞渋2.5%
嬌羞2.5%
羞耻1.7%
含恥0.8%
差恥0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この質問は妻木君をギックリさせたらしく心持ち羞恥(はにか)んだ表情をしたが、やがて口籠(くちごも)りながら弁解をするように云った。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
池には紅葉の木が枝を張り出して、根かたに篠笹がひとかたまり、明るい陽射しの中に福寿草が含羞(はにか)むようなすがたで咲いていた。
茶粥の記 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
だが彼はやはり固くなつて、顔を子供のやうに赧(あか)らめた。少年の方でもそのやうな事を真顔で云はれたので、同様に羞(はにか)む様子を見せた。
朧夜 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
彼はいつも寒そうに、両手を腋(わき)の下から着物の中にさし入れて、やや羞含(はにか)んで歩いていたのを思い出した。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは愛情に甘えるしぐさのやうでもあるし、暫く会はなかつたのがキマリが悪くて、羞渋(はにか)んでゐるやうでもある。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「いいえ。」と少し嬌羞(はにか)む。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこで代助は、あの大人しさは、羞耻(はにか)む性質の大人(おとなし)さだから、ミスの教育とは独立に、日本の男女(なんにょ)の社交的関係から来たものだろうと説明した。父はそれもそうだと云った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして、珍らしいものを求める私の心は、その、自分の目に見慣れない女の姿を、照れたり、含恥(はにか)んだりする心がなく、正直に見詰めた。
幼い頃の記憶 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私(あたし)が吃驚(びっくり)していると、その手でひとつ、招き猫のような格好をしておいて、鼻の下へもっていって差恥(はにか)んだように首を縮めて笑う。