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羞含
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はにか
ふりがな文庫
“
羞含
(
はにか
)” の例文
見返しますがな、極りが悪そうに
鎌首
(
かまくび
)
を垂れて、向うむきに
羞含
(
はにか
)
みますよ。憎くないもので、ははははは、やはり心がありますよ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼はいつも寒そうに、両手を
腋
(
わき
)
の下から着物の中にさし入れて、やや
羞含
(
はにか
)
んで歩いていたのを思い出した。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何も
羞含
(
はにか
)
むことは無いぢやないか、何羞含む訳ぢやない? さうとも羞含むことは無いとも、始終内で
遣
(
や
)
つてをるのに、あれで可いのさ。
姿勢
(
かたち
)
は私が見て遣るから早くおいで。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
羞含
(
はにか
)
んで、ぼうとなって、
俯向
(
うつむ
)
くので話が
極
(
きま
)
って、
赫
(
かっ
)
と
逆上
(
のぼ
)
せた奴を車に乗せて、
回生剤
(
きつけ
)
のような酒をのませる、こいつを三々九度と云うのよ。そこで寝て
起
(
おき
)
りゃ人の女房だ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羞
常用漢字
中学
部首:⽺
11画
含
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“羞”で始まる語句
羞
羞恥
羞恥心
羞耻
羞明
羞渋
羞恥家
羞痒
羞慚
羞爾