“はにかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
含羞52.9%
羞恥29.4%
嬌羞5.9%
5.9%
羞耻5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝで一つの例を挙げれば、日本人は非常に含羞はにかみやである、照れ屋である、と私ばかりでなく、多くの人は認めてゐます。
わたしはこの頃、自分の内心の幸福感に自分でおどろき、そのそよぎの活々した波だちに殆ど含羞はにかみを覚えるばかりです。
同時に気がゆるんだらしくグッタリとなった品夫は、両頬を真赤に染めて羞恥はにかみながら、健策の胸にしなだれかかった。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それから羞恥はにかみに似たような一種妙な情緒があって、女に近寄りたがる彼を、自然の力で、護謨球ゴムだまのように、かえって女からはじき飛ばした。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また処女に特有な嬌羞はにかみというものをあたりさわりなく軟らげ崩して、安気な心持で彼と向い合うようにさせるすべをまったく知らなかったから。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
今でも醫者に通つて居る野呂をまのあたり見て居るので、此の女が山陰道の町に行つてからの事が、はつきり想像されるのであつた。おときは妙にむすめらしくはにかみを含んだ表情をして、心持顏を赤くしながら、
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
美くしい小さな Gonshan. 忘れもせぬ七歳ななつの日の水祭みづまつりに初めてその兒を見てからといふものは私の羞耻はにかみに滿ちた幼い心臟は紅玉ルビイ入の小さな時計でも懷中ふところかくしてゐるやうに何時となく幽かに顫へ初めた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)