“しゅうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
羞恥89.3%
羞耻3.1%
周知2.3%
衆智2.3%
周智1.5%
差恥0.8%
驟馳0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、太郎左衛門は思った。夢とすると非常に無理を感ずるところがあったが、そのかわり女に対する羞恥しゅうちの情は薄らいだ。
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「変ったのは私ばかりじゃないよ」お島は男がそう云って、自分の丸髷姿をでも見返しているような羞恥しゅうちを感じて来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
それを少年は明瞭めいりょうに意識してはいないながら、或る理由の分らない羞耻しゅうちと良心の不安とを感じた。
君江のような、生れながらにして女子の羞耻しゅうちと貞操の観念とを欠いている女は、女給の中には彼一人のみでなく、まだ沢山あるにちがいない。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いま、勝家かついえ秀吉ひでよしの仲、日ごとに険悪けんあくとなりつつあることは天下の周知しゅうち
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猿に似ていることは周知しゅうちであり、自分でもよく知っている自分の顔であった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
衆智しゅうちをあつめて衆智を越え、東山様式の因習いんしゅうを破り、大がかりなこと、豪壮ごうそう華麗かれいなこと、天下の耳目じもくをあつめるに足りた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雑談のうちに、衆智しゅうちを、搾取さくしゅしているらしい。今も、
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
静岡県でも和紙の仕事が見られます。志太しだ朝日奈あさひなの如きはよい生紙きがみの産地でまた周智しゅうち鍛冶島かじしまなどにも仕事が続きます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
静岡県周智しゅうち郡犬居村領家りょうけ
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この人の差恥しゅうち心の多いところもさすがに貴女きじょであるとうなずかれて、この人を一生風変わりな愛人と思おうとした考えも、いろいろなことに紛れて忘れてしまっていたころ、この人はどんなに恨めしく思ったであろうと哀れに思われた。
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
イタリアのごときはローマ帝国没落以来群雄鹿を逐い、千兵万馬の驟馳しゅうちするところ万目一手、みなもってその大いに欲するところを逞しゅうせんと欲するものあるがためなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)