“はじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハジロ
語句割合
端城50.0%
微動16.7%
羞恥16.7%
羽白16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時一しよに築かれた端城はじろ六箇所の内で、上座郡左右良まてらの城は利安、鞍手くらて郡高取の城は友信、遠賀をんが郡黒崎の城は之房が預つた。七年十一月に福岡城の東の丸で、長政の嫡男忠之が生れた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
やがて、死の瀬を流れてゆく渦中の独木舟プラウーのなかで、三人は微動はじろぎもしなくなった。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
十九の頃、いまの良人の十内にとついだときの物すらある。小野寺家おのでらけの新妻として、まだ客にも羞恥はじろうていた時分の自分のすがたなど、思い出されて来る。
かいの細道から三、四人、芋虫いもむしのように渓谷けいこくへころげ落ちた。あッ……とあおぐと、天をならの木のてッぺんから、氷雨ひさめ! ピラピラピラ羽白はじろ細矢ほそやがとんでくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)