“みじろぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身動72.7%
微動9.1%
微塵動9.1%
身転9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに某は身動みじろぎだにせであるを、衆のものいよいよ可笑がりて、近づき視れば、何ぞ図らむ、舌を吐き目をねぶりて、呼息まことに絶えたり。高粱の殻にて縊れぬとはあやしからずや。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そこで、ドアを開くことになったが、それには鍵が下りていて、押せど突けども、微動みじろぎさえしないのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「さうでせうか」彼女は彼の顏色を試すやうに見詰めると、下唇を噛んだまゝ微塵動みじろぎもしないで考へ込んだ。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
彼は身転みじろぎざるなり。重ねて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)