“みうごき”の漢字の書き方と例文
語句割合
身動100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもかかることのある際には、一刀ひとかたな浴びたるごとく、あおくなりてすがり寄りし、お貞は身動みうごきだもなし得ざりき。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
身動みうごきをなさる度ごとに、あたりをらすような宝石がおむねの辺やおぐしの中で、ピカピカしているのは、なんでもどこかの宴会へおいでになる処であったのでしょう。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
で、身體からだひどこゞえてしまつたので、詮方せんかたなく、夕方ゆふがたになるのをつて、こツそりと自分じぶんへやにはしのたものゝ、夜明よあけまで身動みうごきもせず、へや眞中まんなかつてゐた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)