微塵動みじろぎ)” の例文
「さうでせうか」彼女は彼の顏色を試すやうに見詰めると、下唇を噛んだまゝ微塵動みじろぎもしないで考へ込んだ。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)