“のりあは”の漢字の書き方と例文
語句割合
乘合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに一だい事件じけん出來しゆつたいした、それはほかでもない、丁度ちやうどこのふね米國ベイこく拳鬪けんとう達人たつじんとかいふをとこ乘合のりあはせてつたが、このうわさみゝにして先生せんせい心安こゝろやすからず
まあ、父さんも、どんなに幼少ちひさ子供こどもだつたでせう。東京行とうきやうゆき馬車ばしやなかには、一緒いつしよ乘合のりあはせた他所よそ小母をばさんもありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
となり旅客りよきやくは、何處どこから乘合のりあはせたのかかれはそれさへらぬ。うへ雙方さうはうとも、ものおもひにふけつて、一言葉ことばかはさなかつたのである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)