“ねつたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
熱湯50.0%
熱閙37.5%
熱鬧12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突然いきなりどんつくの諸膚もろはだいだいきほひで、引込ひつこんだとおもふと、ひげがうめかた面當つらあてなり、うでしごきに機關ぜんまいけて、こゝ先途せんど熱湯ねつたうむ、揉込もみこむ、三助さんすけ意氣いき湯煙ゆげむりてて
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
紀元二千六百年の今日、祝典は氾濫する。熱閙ねつたうは光とあがる。進め一億、とどろく皇禮砲のもとより進め。大政翼贊の大行進を始め。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
羅馬は拿破里の熱鬧ねつたうに似ず。コルソオの大路は長しと雖、繁華なるトレドの街と異なり。車の窓より道行く人を覗ふに、むかし見し人も少からず。
風琴、「オルガノ」の響喧しく、女子のこれに和して歌ふあり。兵士、希臘ギリシア人、土耳格トルコ人、あらゆる外國人とつくにびとの打ちまじりて、且叫び且走る、その熱鬧ねつたう雜沓ざつたふさま、げに南國中の南國は是なるべし。