“諸膚”の読み方と例文
読み方割合
もろはだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう飛ついて、茶碗やら柄杓ひしゃくやら。諸膚もろはだを脱いだのもあれば、わきの下まで腕まくりするのがある。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かかる時にも、片袖きれた不状ぶざまなるよりは……とや思う、真三は、ツと諸膚もろはだに払って脱いだ。、姿見に映った不思議は、わが膚のかくまで白く滑らかだった覚えはない。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
突然いきなりどんつくの諸膚もろはだいだいきほひで、引込ひつこんだとおもふと、ひげがうめかた面當つらあてなり、うでしごきに機關ぜんまいけて、こゝ先途せんど熱湯ねつたうむ、揉込もみこむ、三助さんすけ意氣いき湯煙ゆげむりてて
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)