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諸膚
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もろはだ
ふりがな文庫
“
諸膚
(
もろはだ
)” の例文
もう飛ついて、茶碗やら
柄杓
(
ひしゃく
)
やら。
諸膚
(
もろはだ
)
を脱いだのもあれば、
腋
(
わき
)
の下まで腕まくりするのがある。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かかる時にも、片袖きれた
不状
(
ぶざま
)
なるよりは……とや思う、真三は、ツと
諸膚
(
もろはだ
)
に払って脱いだ。
唯
(
と
)
、姿見に映った不思議は、わが膚のかくまで白く滑らかだった覚えはない。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
突然
(
いきなり
)
どんつくの
諸膚
(
もろはだ
)
を
脱
(
ぬ
)
いだ
勢
(
いきほひ
)
で、
引込
(
ひつこ
)
んだと
思
(
おも
)
ふと、
髯
(
ひげ
)
がうめ
方
(
かた
)
の
面當
(
つらあて
)
なり、
腕
(
うで
)
の
扱
(
しご
)
きに
機關
(
ぜんまい
)
を
掛
(
か
)
けて、
爰
(
こゝ
)
を
先途
(
せんど
)
と
熱湯
(
ねつたう
)
を
注
(
つ
)
ぎ
込
(
こ
)
む、
揉込
(
もみこ
)
む、
三助
(
さんすけ
)
が
意氣
(
いき
)
湯煙
(
ゆげむり
)
を
立
(
た
)
てて
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
“諸膚”で始まる語句
諸膚脱