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不状
ふりがな文庫
“不状”の読み方と例文
読み方
割合
ぶざま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶざま
(逆引き)
手織縞
(
ておりじま
)
のごつごつした
布子
(
ぬのこ
)
に、よれよれの半襟で、
唐縮緬
(
とうちりめん
)
の帯を
不状
(
ぶざま
)
に鳩胸に高くしめて、髪はつい通りの束髪に結っている。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
餘
(
あま
)
りの
不状
(
ぶざま
)
に、
娘
(
むすめ
)
の
方
(
はう
)
が、
優
(
やさし
)
い
顏
(
かほ
)
をぽつと
目瞼
(
まぶた
)
に
色
(
いろ
)
を
染
(
そ
)
め、
膝
(
ひざ
)
まで
卷
(
ま
)
いて
友禪
(
いうぜん
)
に、ふくら
脛
(
はぎ
)
の
雪
(
ゆき
)
を
合
(
あ
)
はせて、
紅絹
(
もみ
)
の
影
(
かげ
)
を
流
(
ながれ
)
に
散
(
ち
)
らして
立
(
た
)
つた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
盲目聾
(
めくらつんぼ
)
で気にはしないが、ちと商売人の端くれで、いささか心得のある
対手
(
あいて
)
だと、トンと一つ打たれただけで、もう声が
引掛
(
ひっかか
)
って、節が
不状
(
ぶざま
)
に
蹴躓
(
けつまず
)
く。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
不状(ぶざま)の例文をもっと
(11作品)
見る
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変
検索の候補
不行状
以書状不申上
現状不在証拠法
“不状”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎