“にえゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沸湯40.0%
熱湯32.0%
煮湯20.0%
沸煮4.0%
煑湯4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とツカ/\と立ち戻って来て、脇に掛って有った薬鑵やかんを取って沸湯にえゆを口から掛けると、現在我が子與之助の顔へ掛ったから、子供は
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それには先ず薬種屋からサフランを買ってその一もんめを器へ入れて上から熱湯にえゆいで暫く浸しておきますときいろい汁が出ます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ほそはりほどな侏儒いつすんぼふしが、ひとつ/\、と、歩行あるしさうな氣勢けはひがある。吃驚びつくりして、煮湯にえゆ雜巾ざふきんしぼつて、よくぬぐつて、退治たいぢた。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これでも黄身まで半熟になりますが最初鍋の端からすべらせるように入れないと玉子が割れます。沢山の玉子は一々入れると前のがえ過ぎますからざるへ玉子を入れてそっと沸煮にえゆの中へ入れます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
『それは羊から採つた白い羊毛を染めるんですよ。毛を薬と染め粉を入れた煑湯にえゆの中に入れると、色がついて来るのですよ。』