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どくりよう
艦中の
一同はヒタと
鳴を
靜めたのである。
只見る
本艦を
去る
事三海里餘、
橄欖島と
覺しき
島の
北方に
當つて、
毒龍蟠るが
如き
二個の
島嶼がある。
其島陰から
忽然として
一點の
光がピカリツ。
爲し、おのれ
毒龍、
爾が
魯鈍の
故を
以て、
股肱の
臣を
喪ひ
箇の
髑髏を
與へ、いでや
出陣と
立上れば、
毒龍再び
策
ら、
未だ
日本の
地に
着かざる
理なし、
毒龍爰は
鬼个島