“とゞこほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
27.8%
滯留5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく知つて居るよ、なア、黒助兄哥、お前さんのとつさんは御用金がかさんだ上、上納がとゞこほつて水牢で死んだ筈だ。
一寸ちよつとうかゞひますが、アノ、アノ、田村たむらをんなのおはか御在ございますが、アノ、それはこちらのおてら御在ございませうか。」と道子みちことゞこほちにきいてた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
急ぎて大坂まで上り此所よりふねに乘しところをりよく海上もおだやかにて滯留とゞこほりなく讃州丸龜へ到着たうちやくし江戸屋清兵衞と尋ねしに直樣すぐさま知れければ行て見るにはなしよりも大層たいそうなるかまひにて間口八間に奧行廿間餘の旅籠屋にてはたらき女十二三人見世番料理番の下男七八人又勝手にはこもかぶりの酒樽さかだる七八本を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)