“とゞこほり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
25.0%
滯溜25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車主は客人も零錢こぜにの御用あるべければとて、五「パオリ」の銀貨一枚つまみ出して我に渡しつ。われ。さらば食卓の好き座席と臥床ふしどとを頼むなり。明日はとゞこほりなく車を出してよ。車主。勿論にこそ候へ。
かくて兎も角も其夜となり、式どもとゞこほりなく相済み、さて嫁女と共にねやに入るに、の嫁女奈美殿、屏風の中にひれ伏してシミ/″\と泣き給ふていなり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
立出ながの旅中も滯溜とゞこほりなく讃州丸龜へ歸りてもとの如く無刀流劔道の指南しなんをぞ爲して居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)