“とどこお”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トドコオ
語句割合
98.7%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御当家の大命が、とどこおりなく、おすみになった後のお思召と申すなら格別、当座は、何ぞ、しるしだけの物で、よくはないかと心得まするが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
間借の人の義務はとどこおりなく間代を払いたたみ焼焦やけこがしをしなければよいのである。間代を払っても古家の雨漏りは速急に直るものではない。
仮寐の夢 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
意志にとどこおって肉情はほとんどその方へ融通ゆうずうしてしまった木人のような復一はこれを見るとどうやらほんのり世の中にいろ気を感じ、珍らしく独りでぶらぶら六本木の夜町へ散歩に出たり
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)