“とどこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.9%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時は丁度ちょうど十月下旬で少々寒かったが小春こはるの時節、一日も川止かわどめなど云う災難にわずとどこおりなく江戸に着て、木挽町こびきちょう汐留しおどめの奥平屋敷に行た所が、鉄砲洲てっぽうずに中屋敷がある
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
後始末やら、堂上衆への挨拶やら、やっと、とどこおりなく了えたので駈けつけてきたような有様じゃ——。ところで、お汝等ことらは、何しておらるるのじゃ、三太夫殿を叱っているような様子だが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分は死んでもその血はとどこつてゐる
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)