とゞこほり)” の例文
新字:
さゝゆきまへ通返とほりかへして、微醉ほろゑひ心持こゝろもち八杯はちはいはらつもつたさゝゆきも、さつけて、むねいさゝかのとゞこほりもない。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
車主は客人も零錢こぜにの御用あるべければとて、五「パオリ」の銀貨一枚つまみ出して我に渡しつ。われ。さらば食卓の好き座席と臥床ふしどとを頼むなり。明日はとゞこほりなく車を出してよ。車主。勿論にこそ候へ。