“とさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土佐91.4%
土砂2.9%
土左2.9%
門狭2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土佐とさのあるさびしい浜べの村で一晩泊まった偶然の機会に思いがけない見物をしただけで、それ以後にはついぞ二度とは見たことがなかった。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
著者ちよしや事件じけんがあつて二月にがつのち其場所そのばしよ見學けんがくしたが、土砂とさ圓錐えんすい痕跡こんせき其時そのときまでもることが出來できた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かくいてはいてはみすること五六回ごろつかいにして次第しだいおとろつひんでしまつた。あとには所々ところ/″\ちひさな土砂とさ圓錐えんすいのこし、裂口さけぐち大抵たいていふさがつてたゞほそせんのこしたのみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かれ伊豫の國を愛比賣えひめといひ、讚岐さぬきの國を飯依比古いひよりひこといひ、あはの國を、大宜都比賣おほげつひめといひ、土左とさの國を建依別たけよりわけといふ。次に隱岐おき三子みつごの島を生みたまひき。またの名はあめ忍許呂別おしころわけ
土佐 門狭とさですなわち佐渡の狭門さどに同じく狭い海峡をはいって行く国だとの説がある。しかしアイヌで「ツサ」は袖の義である。
土佐の地名 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)