“ていかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抵抗50.0%
貞皎16.7%
丁香16.7%
抵杭16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
糸を引いて見ると、何んの抵抗ていかうもなく、手に從つて上がつて來ました。不思議なことに水の下二三尺のところで糸は引き千切られて、下には何んにもついてはをりません。
源士明げんしめいは植村氏、名は貞皎ていかう、通称は彦一、江戸の人である。駿卿しゆんけいは木村定良さだよし子善しぜん頼遷らいせんで、並に前に出てゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
夏の詩の後、秋の詩の前に、植村貞皎ていかうの大坂にくを送る詩がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
丁香ていかう薔薇しやうびの清凉なるにもあらず、将又はたまた百合の香の重く悩ましきにも似ざれば、人或はこれを以て隣家のくりやに林檎を焼き蜂蜜を煮詰むる匂の漏来もれきたるものとなすべし。
来青花 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
輕氣球けいきゝゆうともに、海洋かいやう唯中たゞなか落込おちこんだ吾等われら兩人りやうにんは、一時いちじすうしやくふか海底かいていしづんだが、さひはひにも、落下らくか速力そくりよく割合わりあひ緩慢くわんまんであつたためと、またなみ氣球きゝゆう抵杭ていかうしたために、絶息ぜつそくするほどでもなく