抵抗ていかう)” の例文
こひちからである、ひと抵抗ていかうすることの出來できないちからである。此力このちから認識にんしきせず、また此力このちからおさるとおもひとは、此力このちかられなかつたひとである。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
糸を引いて見ると、何んの抵抗ていかうもなく、手に從つて上がつて來ました。不思議なことに水の下二三尺のところで糸は引き千切られて、下には何んにもついてはをりません。
はだ筋肉きんにくさむかぜ抵抗ていかうして、一時いちじ緊縮きんしゆくするやうふゆ心持こゝろもちするどくるうちに、ある快感くわいかんおぼえたので、宗助そうすけ御米およねもあゝうちにばかりいてはくない、氣候きこうくなつたら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)