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つゝかゝ
と
自棄に
突立つて、
胴體ドタンと
投出すばかり、
四枚を
兩方へ
引ずり
開けた、
肱かけ
窓へ、
拗ねるやうに
突掛つて
主人も、
容體の
惡い
病人で、
氣が
上ずつて
居て
突掛るやうに
申したさうです。
苛々するから、
此方はふてくされで
突掛る。
第一、
其魔ものとはどんなものか、と
突懸つて
訊きますと、
其の
盲人ニヤリともせず、
眞實な
顏をしまして、
然れば、
然れば
先づ、
守宮が
冠を
被つたやうな、
白犬が
胴伸びして