“つっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突掛70.6%
突懸17.6%
突支11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂の中にと消えた若い芸者の姿は再び階段の下に現れて仁王門におうもんの方へと、素足すあしの指先に突掛つっかけた吾妻下駄あずまげた内輪うちわに軽く踏みながら歩いて行く。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あろう事か、あっと頬げたをおさえて退すさる、道学者の襟飾ネクタイへ、はすっかいに肩を突懸つっかけて、横押にぐいと押して
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……ハテナ……内側から堅固じょうぶかんぬき突支つっかってあるのかな……。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)