“つッか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突掛76.5%
突懸11.8%
突掻5.9%
突支5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、思切って、と寄った、膝を膝に突掛つッかけて、肩に手を懸けるとうっかりした処を不意に抱起されて、呆れるのを、じっと瞶め
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私の胸へ突懸つッかけた皺だらけの手の黒さ、顔もうるしで固めたよう。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
美濃みのから近江おうみ、こちらの桟敷にあふれてる大きなおしりを、隣から手をのばして猪口ちょくふちでコトコトと音信おとづれると、片手でかんざしつまんで、ごしごしとびんの毛を突掻つッかき突掻き
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
医師せんせいはむくむくと起きて、平胡坐ひらあぐらで、枕をおとがい突支つッかって
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)