“ちひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チヒ
語句割合
90.9%
4.5%
千日0.9%
地皮0.9%
地被0.9%
年少0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへば越中えつちゆう氷見ひみ大洞穴だいどうけつなかには、いまちひさいやしろまつられてありますが、そのあななかから石器時代せつきじだい遺物いぶつがたくさんにました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
軍人の中に馬鹿面をかぶつたちひさな児が出て来たので——見物人の視線は一様にその方にそゝがれました。
泣き笑ひ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
ちまきたかんなぽん千日ちひ(酒)一筒ひとづつ給畢たびをはんぬ。いつもの事にて候へども、ながあめふりて夏の日ながし。
非常の霜、地皮ちひが全くしもやけして了うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
新鮮な地被ちひが刈り払はれ
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
行きましたともさ、すぐに行つて種々いろ/\聽いてきたの。今日もちよつと行つて來たのですの。あなたは、まだ年少ちひさいから駄目なのよ。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
斎藤と彼の家とは昔から親しく往来してゐて、従つて繁代と彼とはちひさい頃から友達だつた。彼は、今迄繁代に一度も考へたこともない気持を初めて感じた。
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)