“たるひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タルヒ
語句割合
垂氷75.0%
足日25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世はようやく春めきて青空を渡る風長閑のどかに、樹々きぎこずえ雪の衣脱ぎ捨て、家々の垂氷たるひいつの間にかせ、軒伝うしずく絶間たえまなく白い者まばらに消えて、南向みなみむきわら屋根は去年こぞの顔を今年初めてあらわせば、かすおい
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
塔が島馬酔木あしびしみ立ち岩床に暁かけて凝る垂氷たるひこれ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かけまくもあやかしこき、いはまくも穴に尊き、広幡ひろはた八幡やはた御神みかみ、此浦の行幸いでましの宮に、八百日日やおかびはありといへども、八月はつきの今日を足日たるひと、行幸して遊びいませば、神主かみぬしは御前に立ちて、幣帛みてぐらを捧げつかふれ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
生日いくひ足日たるひや、事榮ことばえひさまたれぬ。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
あめ足日たるひをかいまみる
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)