“じょうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
醸成37.5%
上世18.8%
上清12.5%
城西12.5%
上圊6.3%
常勢6.3%
茸生6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処に面白からぬ夫婦関係が醸成じょうせいされつつあった事は、何人なんぴとも想像し得るじゃないか。事実、博士はひそかに妾宅しょうたくを構えて何とかいう芸妓げいしゃ上りの女を溺愛できあいしているんだ。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
上世じょうせいの歴史を見るに、たいてい荒唐こうとう疑うべきもの多し。しかれども数千年ののちにありて、またこれを如何いかんともすべからざるなり。西洋太古の伝説もまた、往々おうおう疑うべきものあり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
つぎに上清じょうせいの所在を訊いた。同じく反対の側の、その時計屋よりやや手まえの葛籠屋がそのあとだと教えてくれた。厚く礼をいって、いさんでわたしたちは馬場先生のそばへ引っ返した。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
葬儀はその翌日におこなわれ、なきがらは城西じょうせい金竜寺きんりゅうじにほうむられた。式のしだいは質素であったが、藩侯から特に使者がつかわされたりして、思いがけなくも名誉なものになった。
日本婦道記:松の花 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
貴婦人達は一切いっさい茶をのまずして茶話ちゃわ会の楽しみをも廃したとうことをきいた、れば吾々もこの度は米国人のひんならい、一切上圊じょうせいを廃して政府をこまらしてろうではないか、この発案の可否如何いかんとて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「兵に常勢じょうせいなきことは、水に常のかたちなきがごとし」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
白毛茸生じょうせい僧の払子ほっすのごとく美麗言語に絶えたるを巨勢の医家に蔵すと観た者に聞いた人からまた聞きだ。すべて化生けしょうの物は脇を打つべく銃手必死の場合には鉄丸を射つべしというた。