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醸成
ふりがな文庫
“醸成”の読み方と例文
読み方
割合
じょうせい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じょうせい
(逆引き)
この、あやしい部下の心理を
醸成
(
じょうせい
)
したものは、万余の大軍はあっても、そこに
儼
(
げん
)
たる統率がなかったという、ただ一事に尽きる。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其処に面白からぬ夫婦関係が
醸成
(
じょうせい
)
されつつあった事は、
何人
(
なんぴと
)
も想像し得るじゃないか。事実、博士はひそかに
妾宅
(
しょうたく
)
を構えて何とかいう
芸妓
(
げいしゃ
)
上りの女を
溺愛
(
できあい
)
しているんだ。
一枚の切符
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
彼はその宣言の中に人々間の精神交渉(それを彼はやさしいなつかしさをもって望見している)を根柢的に打ち
崩
(
くず
)
したものは実にブルジョア文化を
醸成
(
じょうせい
)
した資本主義の経済生活だと断言している。
想片
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
醸成(じょうせい)の例文をもっと
(6作品)
見る
“醸成”の意味
《名詞》
醸成(じょうせい)
発酵により酒や醤油や味噌を造ること。醸造。
雰囲気や機運などが醸し出される、自然と形成されること。
(出典:Wiktionary)
醸
常用漢字
中学
部首:⾣
20画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“醸”で始まる語句
醸
醸造
醸酒
“醸成”のふりがなが多い著者
吉川英治
有島武郎
江戸川乱歩