“しょうひん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小品41.7%
小蘋16.7%
賞品8.3%
商品8.3%
松浜8.3%
沼蘋8.3%
賍品8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時彼は二年級の生徒に、やはり航海のことを書いた、何とか云う小品しょうひんを教えていた。それは恐るべき悪文だった。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
徳川家達いえさと、野口小蘋しょうひんとなると、ラジオのクイズ番組でも、歴史上の人物という分類にはいるかも知れない。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「たしかに、この大根だいこんは、一等賞とうしょう資格しかくがあります。けれど、つくがわからないから、賞品しょうひんわたすわけにはいきません。」
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大根だいこんや、ねぎや、まめや、いもなどを昨日きのうから、近在きんざいの百しょうだちが会場かいじょうんでいますよ。そして、一とうと二とうとは、たいした賞品しょうひんがもらえるということです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それゆえに、結局けっきょくへとへとになって、揚句あげく酒場さかば泥酔でいすいし、わずかにうつらしたのです。かれは、芸術げいじゅつ商品しょうひん堕落だらくさしたやからをもいきどおりました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
会者、鳴雪、碧童、癖三酔、不喚楼、雉子郎きじろう、碧梧桐、水巴すいは松浜しょうひん、一転等。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
正蟀、帆影郎、沼蘋しょうひん女等来る。韮城きゅうじょう、橙黄子、雨意等同行。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
どこかに賍品しょうひんを隠匿しているであろうと詮議したが、それも見あたらない。
自来也の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)