“小品”の読み方と例文
読み方割合
しょうひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今までも中途で切った方が、はるかに好かったと思いますが、——とにかくこの小品しょうひんは貰いますから、そのつもりでいて下さい。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ある時彼は二年級の生徒に、やはり航海のことを書いた、何とか云う小品しょうひんを教えていた。それは恐るべき悪文だった。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
多加志たかしはやっと死なずにすんだ。自分は彼の小康を得た時、入院前後の消息を小品しょうひんにしたいと思ったことがある。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)