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小品
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しょうひん
ふりがな文庫
“
小品
(
しょうひん
)” の例文
今までも中途で切った方が、
遥
(
はるか
)
に好かったと思いますが、——とにかくこの
小品
(
しょうひん
)
は貰いますから、そのつもりでいて下さい。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ある時彼は二年級の生徒に、やはり航海のことを書いた、何とか云う
小品
(
しょうひん
)
を教えていた。それは恐るべき悪文だった。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
多加志
(
たかし
)
はやっと死なずにすんだ。自分は彼の小康を得た時、入院前後の消息を
小品
(
しょうひん
)
にしたいと思ったことがある。
子供の病気:一游亭に
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この数篇の
小品
(
しょうひん
)
は一本の巻煙草の煙となる間に、続々と保吉の心をかすめた追憶の二三を記したものである。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それはどこかの庭を
描
(
えが
)
いた六号ばかりの
小品
(
しょうひん
)
だった。
白茶
(
しらちゃ
)
けた
苔
(
こけ
)
に
掩
(
おお
)
われた木々と
木末
(
こずえ
)
に咲いた藤の花と木々の間に
仄
(
ほの
)
めいた池と、——画面にはそのほかに何もなかった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
編輯者 ロマンティクな所は
好
(
い
)
いようです。とにかくその
小品
(
しょうひん
)
を貰う事にしましょう。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
小説家 これはどうですか? まあ、体裁の上では
小品
(
しょうひん
)
ですが、——
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“小品”の意味
《名詞》
小さな品物。
小規模な作品。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父