“しやくねつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
灼熱57.1%
赤熱42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
灼熱しやくねつした鐵の手は私の急所を掴んでゐた。恐ろしい瞬間! 苦悶と暗と燃燒ねんせうにみちた瞬間! 生きとし生ける人間のうちで、私が愛された以上に愛され度いと望む事は不可能である。
灼熱しやくねつてんちりあかし、ちまた印度インド更紗サラサかげく。赫耀かくえうたるくさや、孔雀くじやく宇宙うちうかざし、うすもの玉蟲たまむしひかりちりばむれば、松葉牡丹まつばぼたん青蜥蜴あをとかげひそむも、刺繍ぬひとりおびにして、おごれる貴女きぢよよそほひる。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
浄華じやうげのわかさ、たまあかもつるる赤熱しやくねつよ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)