“せきねつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤熱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
噴火作用中ふんかさようちゆうもつとおそれられてゐるのは、赤熱せきねつした火山灰かざんばひ火口かこうから市街地しがいちむかつて發射はつしやされることである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
井戸端に出ると汗はダラダラと全身に流れて小倉こくら上服うわぎはさも水に浸したようである。彼はホット溜息ためいきらすと夏の夜風は軽く赤熱せきねつせる彼が顔をめた。彼の足は進まなかった。
愛か (新字新仮名) / 李光洙(著)
勿論もちろんきはめてまれ場合ばあひには噴出ふんしゆつせられた瓦斯がすえることがないでもないが、一般いつぱんおもはれてゐるのは赤熱せきねつした鎔岩ようがんである。たゞしこれが赤熱せきねつしてゐなくとも噴火ふんかたることにかはりはない。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
西にしインドのしようアンチル群島中ぐんとうちゆうにあるマルチニックとう火山かざんプレー(たか千三百五十米せんさんびやくごじゆうめーとる)は、その西暦せいれき千九百二年せんくひやくにねん五月八日ごがつやうか噴火ふんかおいて、赤熱せきねつした噴出物ふんしゆつぶつもつ山麓さんろくにある小都會しようとかいサンピールおそ
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)