赤熱しやくねつ)” の例文
これで、つんぼであることだけはトルコ兵にも分りましたが、でも口は聞けるかも分らないと、なほ疑つて、赤熱しやくねつした鉄棒でもつて、彼の肉をこすりました。
夏花は赤熱しやくねつ病める子がかざしあらはに歌ひはばからぬ人
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
浄華じやうげのわかさ、たまあかもつるる赤熱しやくねつよ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)