“しきゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
至急33.3%
子宮22.2%
子休11.1%
思及11.1%
駛急11.1%
鴟梟11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
署長しょちょう顔付かおつきべつであったとかおもって、んでもこれはまち重大じゅうだい犯罪はんざい露顕あらわれたのでそれを至急しきゅう報告ほうこくするのであろうなどとめて、しきりにそれがになってならぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
大きな砂糖びんのような硝子ガラス器の中に、アルコール漬けになって、心臓や肺臓や、ときとすると子宮しきゅうなどという臓器が、すっかり色彩というものを失ってしまって
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
安西鎮東将軍けん尚書駙馬都尉、夏侯楙かこうもあざな子休しきゅう
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文明人の思及しきゅうだも許されない怖愕テロリズムの極点に達して、犯人が手を使用して引き出したらしい腹部の内部諸器官が、鮮血のたまりと一緒に極彩色ごくさいしきの画面のように
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
十一日午前七時青森に着き、田中ぼうう。この行風雅ふうがのためにもあらざれば吟哦ぎんがに首をひねる事もなく、追手をけてぐるにもあらざれば駛急しきゅうと足をひきずるのくるしみもなし。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そのために税といえば、ただ権力者の鴟梟しきゅうの欲に供するものという以外に、なんらの意味なき事となった。これが支那の古今を貫く積弊せきへいである。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)