“さんばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桟橋84.6%
棧橋13.2%
桟道1.1%
驂走1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一艘いっそうつないであって、船首の方が明いていて、友之助が手招ぎをするから、お村はヤレ嬉しと桟橋さんばしから船首の方へズーッと這入はいると
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やあきたねどぶだ。おそろしい石灰いしばひだ。ひどみちだ。三階さんがいがあるぜ、浴衣ゆかたばかしの土用干どようぼしか、夜具やぐうら眞赤まつかな、なん棧橋さんばし突立つツたつてら。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ただし途中で、桟道さんばし踏辷ふみすべるやら、御嶽おんたけおろしに吹飛ふきとばされるやら、それは分らなかったのです。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
相手に薙立々々なぎたて/\四角八面に打合折柄半四郎が持たるつゑは忽ち中より折れたりけりよつたまらじと逃出にげいだせば雲助共はソレ逃すなと一同に追駈來るを半四郎はのがるゝだけは逃延にげのびんと一驂走さんばしりに二三町いき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)