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踏辷
ふりがな文庫
“踏辷”の読み方と例文
読み方
割合
ふみすべ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふみすべ
(逆引き)
拓は動じないで、磐石のごとく坐っているので、思わず手を放して、一人で縁側へ出たが、
踏辷
(
ふみすべ
)
ったのか腰を突いた。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
喚
(
わめ
)
きつつ身を
捻返
(
ねぢかへ
)
して、突掛けし力の怪き強さに、直行は
踏辷
(
ふみすべ
)
らして尻居に倒るれば、彼は
囃
(
はや
)
し立てて笑ふなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お幾は段を
踏辷
(
ふみすべ
)
らすようにしてずるりと下りて店さきへ駆け出すと、
欄干
(
てすり
)
の下を駆け抜けて壁について今、婆さんの前へ
衝
(
つ
)
と来たお米、素足のままで、
細帯
(
ほそおび
)
ばかり
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
踏辷(ふみすべ)の例文をもっと
(5作品)
見る
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
辷
漢検1級
部首:⾡
5画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏台
踏留
踏石
踏掛
“踏辷”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
泉鏡花